20.05.01
自邸コラム1~大人の空間から赤ちゃんがいる空間へ~
こんにちは。Web&インテリア担当の上島若菜です。
3月に自宅兼、事務所が完成しました。
本来ならお客様や友人達を招待してお披露目をしたかったのですが、あっという間にコロナが蔓延し、家族以外の出入りがないまま数か月が過ぎていきました。
日常が戻ったら改めてお披露目をしたいと思っていますが、先にエピソードや打合せ内容などを備忘録として書きとめておこうと思います。
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当時、住んでいた築40年の家。古いながらも、日当たりや風通しがよく、住みやすい家でした。
左:1階、アトリエとして。右:2階、住まいとして。小さな段差や不思議な動線は多少気になりましたが、支障なく楽しく暮らせていたので、手を入れる必要性を感じていませんでした。設計やデザインの仕事をしているのに、自分たちの住まいにあまり興味が沸かない、お客様の家に尽力しすぎて満足してしまう、というのは、よくある話なんです・・・。
しかし、時が経てば変化も訪れます。それは「妊娠・出産・子育て」です。私にとって、今まで経験したことがない赤ちゃんとの暮らしは想像がつきませんでした。どこに寝かせて、どこで授乳をするか、仮眠をとれる場所は、など不安はつきません。先に出産して育児をしている友人・知人の話を聞いたり、ネット検索をしてみましたが、家族構成、間取り、持ってる家具など違うので、なかなかしっくりくるものがありませんでした。
結局、「自分たちの暮らし方」から割り出していこうと決め、
『赤ちゃんを安全に寝かせられる場所の確保』を焦点に、部屋作りをしました。
思い切ってカウンターをとり、「食事、テレビ、団らん」を兼ねたスペースに。昔ながらのスタイル。
出産間際にDIYしたダイニングスペース。奇跡的に写真が残っていました。ピンクのティッシュケースが悪目立ち・・・
2~3か月の頃の娘。気持ちよさそうにねんねしたり、ゴロゴロしたり。